COFFEE HUNTERS STORY
アントニエタ農園 カシータ
アラビカ種の中でも一番大きな実を付けるのはマラゴジッペ亜種。ブラジルのバイーア州マラゴジッペでティピカ亜種から起きた突然変異種です。大きいのは実ばかりでなく、樹高も高く葉も巨大です。一時は、メキシコ、ニカラグア、コロンビアが産地として知られていましたが、生産性が低いのと樹が大きく収穫が大変でいつの間にか姿を消してしまいました。ミカフェートを創業して以来、おいしいマラゴジッペを復活させたく、マラゴジッペがあると聞けば世界中どこにでも訪ねましたが、心から満足のできる品質に出会うことはありませんでした。そして2018年、ようやく巡り会えたのがこのマラゴジッペです。エル サルバドル東部サン ミゲル火山の東側斜面1,000m~1,450mに縦長に広がるアントニエタ農園。ドイツをルーツに持つオーナーのジャスパーソン家は、1,400m以上の畑を「カシータ」と名付けました。この一級畑のマラゴジッペを、エル サルバドル伝統のウォッシュト製法で仕上げました。
LABEL STORY
茜色の帷帳になじみゆく太陽の気配を感じさせる酸。それはまるで子を守る獅子たちの面影にも似て、あたたかくて優しい。