エル サルバドルのコーヒー
量より質を求めて
ホンジュラスとグアテマラに国境を接した、中米で唯一太平洋にしか面していない国です。国土面積は日本の四国より少し大きい程度の小国ながら、1975年には世界3位のコーヒー生産国になりました。José. 川島が留学し、コーヒー栽培を学んだ当時は世界トップの国立コーヒー研究所があり、国の単位面積あたりの収穫量は世界一を誇っていました。現在各国で栽培されているパカマラ亜種の交配種は、この研究所にてJosé. 川島も関わり生まれました。しかし内戦が勃発し、その後の革命と農地開放政策とコーヒー産業の国有化の失敗でコーヒー産業は衰退し、研究所も閉鎖されてしまいました。 生産量は激減してしまいましたが、現在も変わらずコーヒー栽培に励む生産者が量より質を求めてコーヒー栽培に従事しています。