農園の標高1,500~1,700メートルで栽培されたこの地域の在来種ブルボンと、ブルボンからの突然変異で生まれたカトゥーラの絶妙なバランスの取れた「サン ミゲル アンティグア(SA)」を、焙煎度合をやや深めに仕上げました。カカオベースの濃厚な甘みと香ばしさを感じられる味わいです。
COFFEE HUNTERS STORY
100年以上の歴史を持つ一族のコーヒー
スペインがルーツのファジャファミリーは、1890年からグアテマラのアンティグアでコーヒー栽培に携わってきました。その三代目アルトゥーロ ファジャ氏は、一族の農園を守りながら1962年に土地を購入し、念願だった自分の農園開発に取り掛かったのです。それがサン ミゲル農園です。農業が大好きで研究熱心なアルトゥーロ氏は、少しずつ畑を広げていき農園内に精選工場も作りました。またコーヒー以外にマカダミアナッツと花卉栽培にも着手したのです。
父親からこの農園を受け継いだエストゥワルド氏は、更に作付け面積を広げるとともに、品質向上のために新しい機械を導入し工場を充実させました。充実させたのは、品質面だけではなく環境を守るためのサステイナブルなプロセスです。果肉除去の際に大量の水を使いますが、節水型の機械を使うだけではなく、その水のReduce、Reuse、Recycleができるシステムを導入し、排水の処理も徹底させています。研究熱心なエストゥワルド氏は新たにカトゥーラの栽培にも取り組み始め、素晴らしいコーヒーを作りました。サン ミゲル農園の標高1,500〜1,700メートルで栽培されたコーヒーが、サン ミゲル アンティグアです。この地域の在来種ブルボンと、ブルボンから突然変異で生まれたカトゥーラの絶妙なバランスの取れたコーヒーです。