フェダール農園 産地レポート
2012年から支援している障害者就学・就労施設フェダール農園を訪問しました。ここでは、100人以上の障害者が、元気に勉強と仕事に励んでいます。
就学年齢の子供達も、コーヒー栽培、養豚、酪農、陶芸作業に従事している大人達も、みんなとっても明るくて、いつも我々の訪問を大歓迎してくれます。陶芸部では、コーヒードリッパーとサーバーの新作ができていました!
ただ、この施設で生産されているコーヒーを買う理由は、一時の社会貢献的な考えによるものではありません。支援を開始した当時から目指しているのは、情けで買ってもらうようなコーヒーを漠然と作ることではなく、どういった素地の人々が栽培していようと、正当に認めてもらえるような高品質のコーヒーを自分たちの力で作れるようになることです。
農園施設内には彼らが自発的に考えた標語がそこかしこに掲げられていますが、その中で最も好きな標語で、ここを訪れる度に必ず見に行くものが、
「コーヒーは、私達がより良い世界を夢見ることを、可能にしてくれます。」
というものです。
コーヒーが持つ品質を認めてもらえてこそ、長く販売し続けられるまっとうな産業となりうることを信じ、ミカフェートはこれからもフェダール農園と共に歩んでいきます。