コトワ農園のゲイシャは、稀に見る品質の高さと希少性ゆえにミカフェート独自の厳格な品質基準の最高峰に位置するGrand Cru Café LIMITED(グラン クリュ カフェ リミテッド)シリーズのみで販売しておりました。しかし、José. 川島 良彰の「気軽に飲める最上級のゲイシャ」を作りたいという想いを実現させるべく、農園主リカルド コイナー氏の全面的な協力の下、試行錯誤の末にCOFFEE HUNTERS(コーヒー ハンターズ)シリーズとして発売に至りました。コトワ農園の高い技術力によって、今年度も高品質のゲイシャに仕上がっております。色とりどりの華やかなフレーバーが煌びやかに立ちのぼり、たとえようのない甘さとなめらかな余韻が無限のごとく長く続く逸品です。
コトワ農園の中でも特別な区画である「ブルーハ」と呼ばれる畑の中でも、特にゲイシャの栽培に適したエリアで収穫された完熟したコーヒーチェリーを、果実の香りが引き立つナチュラル製法で仕上げました。
Grand Cru Café LIMITED「リオ クリスタル ゲイシャ」には及ばないものの、コトワ農園の卓越した技術によってCOFFEE HUNTERSシリーズでの最高レベルの品質となっております。
本物のゲイシャ、最適な精選方法
パナマ産のゲイシャは、2004年の品評会で注目されるようになって以降、様々な場所で取り上げられるようになり、世界中の農園で、環境適正を考慮しないゲイシャ栽培が始まりました。
ゲイシャは本来、非常に気難しい栽培種のため、限られた環境でしか栽培することができないのにも関わらず、近年、市場には多くのゲイシャが出回っています。
小さな知識ですが、ゲイシャには新芽の色が2種類あり、その色によって香りが異なり、最適な精選方法が違うということもほとんど知られていません。
今回はコーヒーハンターであるJosé. 川島 良彰が、この栽培種に適した栽培環境の畑と、新芽の色から導き出された最適なプロセスで作られた、本物のゲイシャを手の届く価格帯で皆さまにお届けいたします。選び抜かれた環境下で栽培されたゲイシャだけが持つ、エレガントな香りと味わいを存分にご堪能いただければ幸いです。
COFFEE HUNTERS STORY
魔女の森のゲイシャ
魔女(ブルーハ)が住むと言われた人里離れた山奥に、ブルーハ農園と名付けコーヒー栽培を始めたパナマ人がいました。しかし後継者に恵まれず、農園はいつの間にか森の中に埋もれてしまいました。数十年後、見捨てられたこの農園の価値を見出し買い取ったのが、コトワ農園のリカルド コイナーです。
リカルドの特級畑で作ったゲイシャは、Grand Cru Café LIMITEDで紹介され多くのコーヒーラバーズを虜にしました。その彼が、ゲイシャの植え付け面積を広めようとしましたが、気難しいこの栽培種は、植えられる環境が限られます。他の栽培種より多湿で低温を好み、風の影響の無い環境でなければ、あの芳醇でフローラルな香りが出ません。一躍有名になりどこでも販売されているゲイシャですが、ほとんどが高いばかりで残念なゲイシャです。これは、植えている環境が適していないからです。
タラマンカ山脈を知り尽くしたリカルドは、ゲイシャの候補地を探し続けようやく見つけたのが、魔女の森の中に眠るブルーハ農園でした。幹線道路から外れて悪路を登り続け、途中からは徒歩でしか辿り着けない畑に、リカルドは少しずつ道を拓き雑草を刈り、コーヒーの苗を植えていきました。そして今、ゲイシャが魔女の森ですくすくと育っています。