グアテマラの地で100年以上の歴史を持つ一族が経営するサン ミゲル農園で収穫された高品質のブルボンです。生産国がわずかになり希少になったブルボンだけを集め、ウォッシュト製法で仕上げました。
COFFEE HUNTERS STORY
1989年、当時グアテマラに住んでいた僕のコーヒー研究所時代の恩師に「コーヒーの品質とは何かを一から勉強しなさい」と案内されたのが、アンティグア地区のサン セバスティアン農園でした。この農園は、スペインから移住したサルバドール ファジャ氏が、1890年に開いてから、最高級のコーヒーを求めてファジャ家に営々と受け継がれてきた農園です。コストよりも品質第一を徹底したこの農園のコーヒー栽培から多くのことを学びました。サン セバスティアン農園の三代目アルトゥーロ ファジャは、農業が大好きで研究熱心な生産者でした。そして一族の農園サン セバスティアン農園を経営する傍ら、隣接する農地を購入してサン ミゲル農園と名付けました。現在では息子のエストゥワルドが、サン ミゲル農園を経営しています。
サン ミゲル農園にもファジャ家の品質に対する伝統は息づいており、素晴らしいブルボンを市場に送り出してきましたが、残念ながら日本市場にはあまり紹介されていませんでした。2011年にサン セバスティアン農園を訪ねた僕は、前から気になっていたサン ミゲル農園のコーヒーをテイスティングさせてほしいとエストゥワルドに頼んだのです。その味わいは、さすがファジャ家のコーヒー、本当においしいブルボンでした。
生産国がわずかになり希少になったブルボンですが、サン ミゲル農園とともに大切に守っていきます。