グラン クリュ カフェでもおなじみのサン セバスティアン農園から「ナチュラル(非水洗式)」で精選したブルボンが届きました!複雑な味で甘味と酸味のバランスがよく、フレーバーが特徴的なコーヒーです。独特なコクと透明度の高さに、また一つ、新たな味がご体験いただけます!
COFFEE HUNTERS STORY
名園から届いたナチュラル
グアテマラはアンティグアの名園サン セバスティアン農園が、最高級のブルボンコーヒーをナチュラル(※1)で仕上げました。ナチュラルとは、収穫後のコーヒーの精選方法です。完熟のコーヒーチェリーをそのまま乾燥させることで、独特の風味と甘みを醸し出しますが、通常の乾燥方法よりも時間と手間がかかりますし、途中で発酵したりカビが付いたりするリスクがあります。
グアテマラでは、伝統的にウォッシュト(水洗式)でコーヒーを加工していますが、研究熱心な5代目農園主のエストゥワルドは「おいしいブルボンでナチュラルを作ったらどうなるか?」と2010年初めてトライしました。その素晴らしいできばえに感動しましたが、2011年以降は経験を活かしおいしさが倍増しています。
ブラジルなどの大量生産のナチュラルは、乾燥場に広げて乾かされる際には、厚く何層にも重ねられますが、サン セバスティアン農園では、チェリーが重ならないように丹念に一粒ずつ広げ、均等に陽が当たるよう、1時間おきに反転させながら24日間もかけて徐々に徐々に乾燥させていきます。大変な時間と手間がかかり、乾燥場のスペースも必要なため大量生産は出来ない貴重なコーヒーです。
※1 収穫後のコーヒーの精選方法には、大きく分けて水洗式と非水洗式の2種類があります。熟したコーヒーの実の果肉を取り、豆の周囲に付着したミューシレージ(粘質)を取り除き水洗いしてから乾燥させるのが水洗式。ブラジル以外の中南米や東アフリカのアラビカ種生産国で多く見られる製法です。それに対し赤い実のまま果肉もミューシレージも一緒に乾燥させて、一気に脱穀するのが非水洗式(ナチュラル)です。クリーンで酸味の強弱がはっきりしている水洗式と比べ、ミューシレージの甘みが酸味を包んでいるのが非水洗のコーヒーの特徴で、独特の風味があります。
LABEL STORY
夜の闇に咲き誇る大輪の花の香り。漆黒の液面から漂ってくるとは思えず、湯気の中には赤い果実のメタファーが浮かび上がるよう。